こんにちは。健康オタクの銭君達です。
2021年1月19日からIINの授業が始まるのですが、その前に事前学習として「Fundamental」コースなるものがあり、そこで得た学びをいくつか皆さんにもシェアしたいと思います。
それでは見ていきましょう!
Fundamentalコースの概要
Fundamentalコースは大きく以下の4つのパートに分かれておりました👇
- 栄養と健康
- プライマリーフード
- コーチングスキル
- 基礎とガイダンス
それぞれのパートで扱う主なトピックは以下のような感じです👇
- 栄養と健康:
IIN独自の栄養理論、健康はゴールではなく旅のようなものであること、ライフスタイルが我々の健康に与える影響 - プライマリーフード:
プライマリーフードとセカンダリーフードの関係性、サークル・オブ・ライフの12の要素 - コーチングスキル:
統合栄養ヘルスコーチの重要性、ヘルスケアシステムにおけるヘルスコーチの役割 - 基礎とガイダンス:
タイムマネジメントスキルについて、シングルタスクフォーカスの重要性、自分が目指すビジョン・未来に向かう動機
これらのコンテンツの中から、特に私の印象に残ったものをピックアップして紹介したいと思います。
機能性医学の考え方
皆さんは「機能性医学」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「機能性医学」とは、1990年にアメリカのジェフリー・ブランド博士が提唱した、「現代医学と最先端科学の融合的視点から、生活習慣病や慢性的な病気の治療を目指す考え方」です。
現代における医学は急速な発展を遂げていますが、その実態が本当に我々の健康を維持する上で効果的かどうかは多くの疑問が残っています。
例えば、アメリカでは毎年10万人以上の患者が病院から処方される薬剤によって死亡していることが分かっています。
そうです、なんとアメリカでは「医療」が死因ランキングのTOP10に含まれているのです。
人を助けるはずの「医療」が死亡の原因の上位に位置するなんて、こんなにおかしいことはないですよね。
そこで大切となるのが、「機能性医学」の考え方です。
西洋医学は細部を重視し、非常に合理的に物事を捉えるという長所がある反面、全体性に欠け、病気の根本的な原因を治さない対症療法に依存する傾向があります。
対して、東洋医学は人の体を一つのユニットとして捉え、バランスを重視するという長所がある反面、実践的な治療が施されることが少ない傾向があります。

西洋医学と東洋医学、どちらもメリットデメリットが存在するため、両者のいいとこ取りをすることでより効果的な医学に近づくことができます。
そして、さらにここに最先端科学の知見を組み合わせることで、1人1人に合わせた最適な健康を追求することができ、医学における究極の形とも言えるでしょう。
これが「機能性医学(Functional Medicine)」の考え方です。

サークル・オブ・ライフ(Circle of Life)
IINでは「サークルオブライフ」と題して、人生を健康かつ幸福に生きる上での大切な12の要素を以下のように定めています👇
「The Circle of Life」
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© 2017 Integrative Nutrition, Inc.
日本語に直すと、時計回りから順番に以下の通りとなります👇
- 創造性(Creativity)
- 財政(Finance)
- 仕事(Career)
- 教育(Education)
- 健康(Health)
- 身体活動(Physical Activity)
- 家庭料理(Home Cooking)
- 家庭環境(Home Environment)
- 人間関係(Relationships)
- 社会的交流(Social Life)
- 喜び(Joy)
- 精神性(Spirituality)
確かにこうしてみると、どれも重要な要素に見えますよね。
もちろん全ての要素を完璧に充実させることはなかなか難しいですが、自分の健康や幸福の状態を視覚的に明らかにするために使える指標の1つになりそうです。

ヘルスコーチの必要性・役割
皆さんは「ヘルスコーチ」と聞いてどんな印象を持つでしょうか?
- 何それ聞いたことない
- 医者とか栄養士と何が違うの?
- なんか最近流行ってるよね
などなど色んな意見や感想があると思いますが、ここでは簡単に「ヘルスコーチ」の必要性および役割について述べておきます。
現代のヘルスケアシステムは完全に病気を「治す」ことにフォーカスしています。
さらには先ほども述べた通り、現代医学は患者1人1人の個性であったり全体性を十分に尊重しないまま、一時的な対症療法や薬の処方など、決して十分とは言えない治療体系に留まっています。
さらに根本的な話をすれば、病気はそもそも「治す」ものではなく「ならない」ものです。
このように現代の医療は「病気を予防する」という意識が十分に根付いておらず、ここに人々とヘルスケアシステムに大きな乖離・ギャップが生じています。
そしてこのギャップを埋め、病気を予防し、生涯を健康的に過ごす生活に導くことで、人生を最大限に楽しむことをサポートすることが、まさに「ヘルスコーチ」の役割だと認識しています。
ここで、おまけとして現代の我々の健康を取り巻く環境を問い直す一つの名言を紹介します👇
“People are fed by the Food Industry, which pays no attention to health, and are treated Health Industry, which pay no attention to food.“
「人々は健康に注意を払わない食品業界の食べ物を食べ、同じく食事に注意を払わない医療業界の治療を受ける」
Wendell Berry(アメリカの小説家、詩人、環境活動家)

Big Rocks
最後は、「人生において物事の重要性と優先順位を明らかにすることがいかに大切なことか」を示す「Big Rocks:大きな岩」を紹介します。
けっこう昔からある話なので知っている方も多いと思います。
「Big Rocks」の登場人物は以下の3つです👇
- 瓶:人生の時間
- 岩:人生において重要なこと
- 砂:日常のタスク
仮に瓶の中を砂で一杯にするとどうでしょう?
当然大きな岩が瓶に入る余地は残っていません。

そこで代わりに、先に大きな岩を瓶に入れることで、全ての岩を瓶の中に入れることができ、余った空間は砂で埋めることができます。
人生もこれと同じです。
日常のどうでもいいタスクや雑務に時間を割き、気づいた時には「自分にとって大切なこと・本当にやりたいこと」ができないと後悔するのは非常に悲しいことです。
「自分の人生にとってなにが重要なのか」を数個書き出してみて、今後の人生はそれらの「大きな岩」をどのように優先的に瓶に入れていくことができるか考えながら生活していきましょう。
動画で見たい方はこちらからどうぞ👇