皆さんは、「ビタミンD」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?
「日光と関係してるやつだよね」
「風邪の予防になるって聞いたことある」
などなど、色んなイメージがあると思います。
この記事ではその「ビタミンD」の凄さについて取り上げていきたいと思います。
目次
ビタミンDとは何か?
ビタミンDは、ビタミンAやEと同じ油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。油脂に溶けやすい代わりに、水に溶けにくい性質を持ちます。
以前まではIU(アイユー)という国際単位で示されていましたが、現在はμg(マイクログラム)で表されます。※1μg=40IU
また、ビタミンDは他の栄養素では入り込めないような脳の箇所に到達出来たり、細胞膜をすり抜けることで細胞核に対して直接作用できるといった、非常に特殊な力をもつビタミンです。
ビタミンDの効果
こういった特殊な性質を持っているため、ビタミンというより一種のホルモンとして捉えられ、世界中のアンチエイジング研究者から注目を浴びています。
実際にビタミンDの効果は凄まじく、様々な健康効果が期待できます。
以下のリストがビタミンDの摂取によって得られる主な作用・効果です。
- 体内の炎症を抑える働き (風邪による鼻水・鼻づまりの予防)
- うつ病、精神疾患の予防、改善
- 骨の強化
- 筋力の保持
- がんの予防や進行を防ぐ効果 (大腸がんや乳がんなど、がん全般)
- 免疫力の増強 (風邪ウイルスへの抵抗力強化、インフルエンザ予防)
- 脳や神経機能の維持
- 心臓血管疾患予防
- 動脈硬化、糖尿病予防
このように、まさに身体全体の機能を向上してくれるため、忙しくなかなか休めない現代人やビジネスパーソンにとって必須の栄養素と言えるでしょう。
ビタミンDの摂取でコロナの感染率、重症化率を抑えることができる!?
先程、ビタミンDの摂取により免疫力が向上すると言いましたが、今我々を苦しめているコロナウイルスに対してはどうなのでしょうか?
こちらの画像をご覧ください👇
こちらの画像結果は欧州20ヵ国の平均ビタミンD濃度と人口100万人当たりのCOVID-19感染者数と死亡者数の相関を調べたものです。
A表の縦軸は感染者数、B表の縦軸は死亡者数、横軸はどちらもビタミンDレベルを表しています。
ご覧いただいて分かる通り平均ビタミンD濃度とCOVID-19の感染者数および死亡者数の間で明らかに負の相関が見て取れます。
つまり、「体内のビタミンDレベルが高いほど感染率および死亡率が低い」ということを示しています。
現代人は約80%もの人がビタミンD不足と言われているため、ビタミンD摂取量を増やせば相当な数の人々がコロナウイルスによる苦しみからの解放、辛い症状の緩和に繋がるはずです。
ビタミンDの摂取方法

こんなに大切で優秀な栄養素であるビタミンDですが、どうすれば摂取出来るのでしょうか?
摂取方法は以下の3つしかありません。
- 太陽の光を浴びる
- 鮭や青魚を食べる (牛レバーやチーズ、卵からも摂れるが含有量は少なめ)
- サプリメントで補う
順番に解説していきます。
① 太陽の光を浴びる
ビタミンDは日の光に当たることで皮膚で生成されます。
紫外線はよく悪者扱いされますが、ビタミンDの生成を助けるのである程度の時間日の光を浴びることがとても大切です。
特にコロナ禍の今は外出する機会が少なくなっていると思うので、ベランダやバルコニーに出るなどして意識的に日に当たる機会を増やしましょう。
ただ、歳を重ねるごとに皮膚で作られるビダミンDの量は減少していくので、その点は注意する必要があります。
② 鮭や青魚を食べる
ビタミンDは食事から補給することが可能であり、特に鮭や青魚に豊富に含まれています。
ただ、①の「太陽の光を浴びる」同様、歳とともに食事の全体量が減っていくため、どうしてもビタミンDの血中濃度は低下していきます。
実際に、高齢者を中心としたビタミンDの不足が世界中で問題視されています。
③ サプリメントを活用する
「日に当たる機会がなかなか作れない」「魚が苦手」「歳を重ねてきてビダミンDを効率よく摂取できない」といった方はビタミンDを含んだサプリメントの活用をおすすめします。
値段は500円程の安価なものもありますので、お試しで使ってみるのも良いかもしれません。
摂取する際は1日当たり2,000〜5,000IU(50〜120μg)を目安としてください。
※過剰摂取は「急性腎障害」等の発症の原因ととなるので摂取の際は要注意!
おわりに
いかがだったでしょうか。
この記事ではビタミンDの重要性について解説しました。
特に新型コロナウイルスにも効果があるという研究結果はとても朗報と言えるのではないでしょうか?
血液検査を受けることによって自分自身のビタミンDレベルを知ることが出来るので、定期的に受けてみるのもいいかもしれません。
コロナに負けずに人生楽しみたいものですね!
それでは〜♪
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