皆さんは「自己理解」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
比較的新しい言葉だと思うので、初めて聞く方も少なくないと思います。
僕はこの言葉を「本当にやりたいこと」を見つけられるプログラムである、「自己理解プログラム」に出会ったときに初めて知りました。
この記事では、その自己理解プログラムを受講した感想をシェアすると共に、自己理解の素晴らしさを健康の観点から分析・考察していきます。
自己理解プログラムとは

自己理解プログラムとは、自己理解の専門家である八木仁平さんが主催している「3ヶ月でやりたいこと探しを終わらせる」ことができるプログラムです。
このプログラムでは「大事なこと・得意なこと・好きなこと」を見つけ、この3点が重なる部分が「本当にやりたいこと」と定義しています。
上記3つを見つけるために、多角的な観点から数十個の質問が用意されており、それに答えていくことでどんどん自分の奥底に眠っているものを掘り出していくことが出来ます。
しかし、自分だけで自己理解すると以下のような不安や懸念などのトラップに陥りがちになります。
- 本当にこれが自分の大事に思っていることなのかな…?
- 今まで自然とやってきたことだからこれって自分の得意なことって言えるのかな…?
- 好きなことっていっても今までそんなこと考えたこともないしよくわかんない…。
- やりたいことはだんだん分かってきたけど、これを仕事にするのってできるのかな… 。
- 知識やスキルが全くないのにお金をもらえるレベルにまでなることってできるのかな…?
ただ、この自己理解プログラムでは上記のような不安や悩みにおける対処法や解決策を熟知する専属の自己理解コーチが付き、いつでも気軽に相談できる環境が整っているため安心して自己理解に取り組めます。
自己理解プログラム受講前の自分
自己理解プログラム受講前の自分はというと、新卒で入社した外資系コンサルティング会社で1年足らずで鬱になり、休職している状態でした。
鬱になった原因はコンサルティング業界によくある「仕事が激務」「人間関係が悪い」といったものではなく、
- 俺ってなんでこの仕事やってるんだろう…
- 今やってる仕事ってホントに自分の才能活かせてんのかな…
- 正直この仕事全然興味湧かないな…
- この仕事に自分の人生の時間を使ってホントに後悔しないかな…
- 俺って一度きりの人生どう過ごしたいんだろ…
といったふうに「人生の目的」から来る悩みでした。
ただ、「やりたいことをしたい」と言ってもそんなものは分かりません笑
また、新卒で入った会社で1年足らずで鬱になったショックから、休職してから2ヶ月くらいほぼ寝たきりの生活を送っていました。
そして何を血迷ったのか、劣等感まみれだった僕は一発逆転を狙って以下のような行動に出ました。
- プログラミング勉強して個人で稼げるようになって金持ちになってやる!
- アフィリエイトに取り組んで組織に属さない生き方を実現してやる!
そう思い立った結果、JavaScriptやPythonを学びながらアフィリエイトコンサルに60万払ってアフィリエイトに取り組み始めました。
結果的にそのアフィリエイトコンサルは稼ぎ方を教えて情報弱者を釣っているだけの悪質な詐欺グループであったことにのちに気付き、絶望すると共に即刻やめました笑

そんなこんなで完全に人生の路頭に迷い、人生終わったと思っていたときに出会ったのがこの「自己理解プログラム」でした。
お金や社会的地位を得るだけでは幸せになれないと今までの経験から気づき始めていた自分にとって、「3ヶ月でやりたいこと探しを確実に終わらせる」と謳うこのプログラムに藁にもすがる思いで参加を決めました。
自己理解プログラム受講後の変化
まず一番大事な点として、やりたいことは無事見つけることができました。
「やりたいことが見つけられるかどうか」が本当に不安だったので、最終的に見つけることが出来て非常に良かったです。
ちなみにプログラム内で定めたやりたいことは、
「あらゆる分野・学問・研究から知識や情報を吸収し、そこで得た知見をもとに各人の心身におけるベストコンディションの選定・獲得・維持の支援をすること」
です。
一言で言うと「人々の健康をサポートしたい」ということです( ̄▽ ̄)
そのほかの変化としては主に以下のようなものがあると感じます。
- 自分が大事にしている価値観がわかり、人生の軸のようなものができた
- 他者にはない自分の得意なことがわかり、自分に自信を持てるようになった
- 「好きなことをしたり学ぶことってこんなにも楽しいんだ」と気付けた
- 周りの人や有名な成功者と自分を比べて、自らを卑下することが激減した
- 何していいか分からず日々悶々としたり、YouTubeばかり見る生活からおさらばすることが出来た

自己理解することで健康になれる
せっかく「健康」をこれから仕事にしていきたいと思っているので、自己理解を健康の観点から分析・考察してみることにしました。
世界保健機関(World Health Organization:WHO)によると、「健康」は以下のように定義されています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
ここで注目したいのが、「肉体的」「精神的」「社会的」の3つの視点が含まれていることです。
「健康」と聞くと多くの人が真っ先にイメージするのが「肉体的な健康」だと思います。
ただ、WHOは肉体的な健康のみならず、精神的にも社会的にも満たされている状態を真に健康であると考えていることが分かります。
考えてみれば確かにそうで、いくら食事や体調に気を遣っていたとしても、精神的に参っていたり、友達がおらずいつも孤独な日々を送っている人は「健康的」とは言えないですよね。
そしてこの「自己理解」は「精神的な健康」および「社会的な健康」に非常に大きな恩恵をもたらすものだと個人的に感じています。
それでは自己理解を深めるとなぜ健康にいいのか、「大事なこと・得意なこと・好きなこと」の3つの視点から考えてみます。
大事なこと
ここで言う「大事なこと」とは、自分の人生の指針になってくれる「価値観」と同義です。
「自分はどんな状態でありたいか?」と言い換えることもできます。
そしてこの価値観が我々の人生に与える影響を調べた研究として、2014年にロチェスター大学が行ったものが有名です。(論文はこちら)
この研究では6千人の男女に「価値観を持って生きているか?」と尋ね、実際に「価値観を持っている」と答えた人達は14年後の死亡率が15%低い傾向があることが判明したそうです。
というのも、価値観を持っている人は自然と健康的な食事と運動を心掛けていることがデータによって判明しています。
また、これは個人的な感覚ですが、自分が大事にしている価値観が明確になれば、日々どう生きたらいいか分からないといった悩みや将来に対する漠然とした不安が軽減され、精神的に楽になった感じがします。

得意なこと
「得意なこと」と聞くと、「自分には人よりも優れたスキルなんてないよ…」なんて思ってしまう人もいるかもしれません。
ただ、ここで言う得意なことはその人が持つ生来の資質・才能のことです。
そのため以下のような一見些細なものと思えるようなことでも、十分立派な得意なことと言えます。
- じっくり深く考える
- クオリティーを追求する
- 新しいことを学ぶ
- 人と競争する
- 相手の気持ちを察してコミュニケーションを取る
プログラミングスキルや英語力などの特定のスキルは万人にはありませんが、その人が生まれながらにもつ強みは必ず存在します。
そして、心理学の研究において、「得意なことや強みを日常的に発揮している人の方が幸福度が高まる」ということが分かっています。
また、得意なことを仕事で活かすことができれば当然成果も出やすくなるので、「仕事の充実度」や「人間関係の質」も自然と良くなり、「社会的な健康」も実現しやすくなるはずです。
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好きなこと
最後は「好きなこと」です。
好きなことをすることの素晴らしさについては正直議論するまでもないほど、皆さん自身が実感していると思います。
当然ですが好きなことをしているときは楽しい感情が湧き上がり、精神的にも豊かな状態になれます。
好きなことに没頭すれば時間が経っていることに気付かないくらい夢中になることも珍しくないはずです。
反対に嫌いなこと・興味がないことに取り組むのはつらい時間になりがちです。
ましてや仕事でそういったことをしてたら苦痛以外の何物でもありません。
精神的にダメになってしまうのも何ら不思議ではありません。

おわりに
いかがだったでしょうか。
この記事では自己理解プログラムに参加した感想、そして自己理解が健康にどんな良い影響を与えるかを考察してみました。
また、自己理解プログラムについて知りたい方にとって有益な情報をお届けできたかと思います。
このプログラムは「やりたいことを本気で見つけたい」と思っている方全員にオススメします。
気になる方は是非チェックしてみてください♪
それではまた〜。